人間としての成長、社長の仕事

一番大事なのは、会社を成長させること。社長が手を動かして疲労感と満足感を味わうことじゃない。会社を伸ばすために、何をすべきか考えて行動しろ。

サービスのリリースが遅れた。何故遅れたか、共同創業者にフィードバックをもらった。

自分の考えでは、「タスク分解の能力がない」だった。要はリリースまでにはこういう画像が必要で、こういうfbがある程度必要で、というのを期日ごとに事前に設定した上で行動に落としこむことが足りなすぎるという考え。

しかし今回のそもそも根本にあるのは「悪い意味での自我の強さ」だったのじゃないかと言われ、非常に納得した。

俺はコードはかけるし営業もできる、話もできる。だからデザイナーやエンジニアを探すのではなく自分でデザインして開発して、あとは栄養士に沢山あったりして。その結果、120時間労働という言葉、そして「ベンチャーなら泥臭くなんでもやり切る」というのを自分なりに実行していたつもりだった。

でもそんなのは自己満足。会社にとっては意味が無い。60時間手を動かして、60時間デザイナーの確保に回っていたほうが今回は良かったんじゃないのか?

 

2次会と〆のラーメンは、その時間にコードを書くよりも大事だ

「120時間労働でやれることを何でもやる」というのは「社長が実際に手を動かしまくる」のではなく「会社を伸ばすためにやれることを何でもやる」という大前提を忘れてしまっていた。飲みで2次会行くのも、社員と〆のラーメンに行くのも、会社を伸ばすために大事なことだ。それはその時間で開発(自分がそこまでのバリューを発揮できない)しているよりも、よっぽど中長期的に大事だ。

武田さんと俺は似ているようでまだまだ圧倒的な開きがある。経営者として、まだ俺は本当にやるべきことがわかっていなかった。行動に落とせていなかった。デザインなら、いきなりガチトーンで入るより、カジュアルに飯誘って相談するとかでよかった。

もっと外に出ろ。人と話せ。

まとめると、ユーザーfbよりも自分でデザインしようとした、デザイナーを探すより自分で実装しようとした。それらは全部「悪い自我の強さ」が出た。ビジョン系で妥協してはいけない。でも会社を成長させるために張るべき自我とそうでない部分があるというこは徹底的に意識しなければいけない。

だからもっと人に話そう、会おう、投げよう任せよう。それが今の俺に圧倒的に足りてない。今のままだと、個人でできる範囲の大きさにしかならないぞ!

比較優位の話は読んでおこう

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