人を見る。事業ありきか、その人ありきか。

ベンチャーは少人数。何をやるかよりも誰とやるか、だ。そして一人ひとりが自発的に、かつ高いパフォーマンスで動くことが求められる。自発的に動けなかったり、"研修"のものが必要な人はいるべきではない。(もちろん最初期のメンバーとその後のメンバーでは、積み重ねてきた議論や想い入れに差があり、そこは極力埋められるように最大限努力すべきだろう。)

 

でも最近の自分は人を見てなさ過ぎた。バリューベースで人を見過ぎた。考え方がそっちに偏る出来事が最近多かった(メンターアドバイス&株のあたり)。でも、それ以前に人に興味を持とうとしていなかった。事業があくまでベースで、それを達成するためのパーツのような扱いとして考えていたのかもしれない。だからこそ雑談がない。もしくはそういう話をしにくい。壁ができる。事実、Tシャツの会もゲス会も参加しなかった。

 

人を大事にするということは、気を使う、ということではない。アウトプットの背景にあるものに意識を向けることだ。その人に興味をもつことだ。その結果の裏に、どれだけの努力があるか。そこを見てあげるべき。結果出してきたから、まだいけるでしょではなく、今日は休みなよ、といえること。やって当然ではない。やってもらって当然なわけがない。

 

飲み会もある意味そうかも。最近ふらりーとに関係ない人との時間を重視しなくなった気がする。もちろんそこに向かうというのは大事なのだが、その考え方が、チームにまで反映されていたのかもしれない。事業がどう伸びるか、この人はどう関係があってどう伸ばしてくれるか。それしか頭になかった。人に興味ではなく、ふらりーとに興味でしかなかった。それはストイックなふりをしたただの自己満足だったと今になって思う。

 

口では「ふらりに関わってくれる全ての人を幸せにしたい」と言っていたが、行動が伴ってなかった。それっぽいことを言って自分に酔っているだけだった。

 

もちろん組織に対して発揮できる価値という視点も忘れてはいけない。でも楽しい組織を作ろう。その人がなぜいるのか・どんな気持ちでいるのか、汲み取れる人間になろう。